2008年6月8日日曜日

伊藤真氏の講演に行って来ました

今日は、「第53回京都母親大会」に参加してきました。

午前は分科会で
「9条をめぐる世界の情勢」-講師:福山弁護士-
に惨禍しました。

イラク戦争のDVDを30分みて、その後福山弁護士のお話を聞きました。
第2次世界大戦後、アメリカはずっと戦争をし続けていた。
ベトナム、イラン、イラク、アフガニスタン。。。。
中には直接的ではないけれど、裏で操っていたものもある。

日本は、「憲法9条」がある。
その9条のお陰で第2次世界大戦後、一度も直接的には戦争をせず、人殺しをしていない。
アフガニスタンの給油やイラクの派兵は間接的には人殺しに荷担しているけれども。
この講演の中で「北朝鮮が攻めてきたらどうするんだ?」という質問がありました。
北朝鮮が攻めてきたとして、陸上戦はあり得ない。
ミサイルが飛んでくる戦争となると思います。
ミサイルが飛んできた場合、専門家が言うにはそれを防ぐ術はないらしい。
そうすると、ミサイルが飛んできた時点で日本は、被害を被るだろうし、自衛隊なんてなんの役にも立たない。ミサイルが日本に発射されたら、アメリカがこれ幸いと北朝鮮を壊滅させるでしょう。
それは、アメリカに守られているわけではないと思う。
アメリカは日本が何か被害を被った時に、それを口実に侵攻するのであって、日本を守ってくれるわけではない。
じゃあ、日本の自衛隊が守ってくれる?
北朝鮮との戦争が万が一、勃発した場合、陸上戦ではなくミサイルで片をつけようとするだろう。ということは、自衛隊だって何の役にもたたない。
しかも、先の戦争を前例に出すと、軍は国民を守るためにいるわけではない。
そういう事を考えると、日本は9条を守りつつ、平和的外交手段で如何に戦争を起こさないようにするかということを考えなければならないでしょう。
9条によって日本が丸腰で不安なのではなく、9条によって日本は守られているということを改めて認識しなければいけないと思います。

・・・・話が長くなりましたが、メインは「伊藤真氏」です。


伊藤真氏の講演は今回、初めてでした。
聞きたい聞きたいと思いつつ、なかなか聞けなかったのですが、今回ようやく念願かない聞けました。
想像よりも大きな人でびっくりしました(笑)
とても話し上手な人でした。
もっともっと話を聞きたいし、質問をしたいと思いました。

今回は、「憲法とは何か、人権とは、戦争とは何か」を話されました。
憲法で規定されているのは、「奪ってはいけないモノ、してはいけないモノ」が定められている。
伊藤氏は小学校や中学校にも講演に行かれているのでかみ砕いて話をしてくださり、とてもわかりやすく、「憲法」というと身近なモノではなかったけれど、とても身近に感じられました。

とても印象的だった言葉は(沢山あるけれど)、

「憲法を理解する上でイマジネーションは不可欠」

イマジネーションはどんなときでも必要なものだけど、想像することがとてもしんどいときもあるし、したくないときもある。
でもいつでも自分のことだけでなく、周りを見渡した時に自分以外の人がどう思うのか、自分より弱い立場の人がどんな風に感じているのかということを想像できる人間でありたいと思います。

ピースアクションでの勉強会でも伊藤氏、来てほしいですね!

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ぅわー、私もめっちゃ行きたかったのに、
こんな日に限って風邪ひいたー。
寝込んでたー。
残念、無念。
だから、ぜひぜひピースアクションでも呼んでおくれー。期待してます!

ちなみに、あんまり関係ないかもだけど、
来年の「日本母親大会」は、
なんと京都ざんす!
みんな、手伝ってね(笑)
第二のおばちゃんより。

peace action since 2005 さんのコメント...

あ~。それは残念でしたねぇ。

良かったですよ(*´艸`)

講演、実現できるようにがんばります。