2008年6月29日日曜日

憲法9条京都の会発足のつどい



今日は梅雨空の中、「憲法9条京都の会発足のつどい」に参加してきました。




記念講演では、鶴見俊輔さんがお話されました。


哲学者だけあって、難しいお話でところどころわからない部分も・・・(笑)


ご高齢と言う事もあり、時折声がきこえにくい事もありました。


たとえ話に「蛸壺」をだされ、面白くお話されました。


戦時中の話では、自分の部屋の隣のヒトが「黒人を毒殺せよ」という命令をうけた話をされ、自分にもしその命令をされたら、恐怖に屈して遂行していただろう、そして今、こうして話をする中でそのことを告白するだろうと言われました。


9条を日本人1億人一心に守るのではなく、蛸壺の中から出て自分で一心に守りたいといわれました。


「日本人1億人一心に」というと戦前、戦時中と一緒になってしまうからそうは言わないと。


でも自分で一心に守りたい。


「日本で恐怖に屈せず抵抗して生きていく」と言われたのが、印象的でした。


この恐怖は、戦時中に反戦運動をした人たちと共通の恐怖でしょうか。日本人は今も昔も少数派を封じ込める風潮があるし、「お上のいうことは絶対」という風潮がありますし。




安斉育郎さん、瀬戸内寂聴さん、鶴見俊輔さんという豪華(笑)な3人での対談もありました。




その中で


「9条を糸口として日本を世界に開いていかなければいけない」


「みんながやるから平和活動をやるのではなく、自分の責任において自分でやっていかなければいけない」


との言葉がありました。


みんながやってるからやらなければいけないのではなく、しんどい時もあるけれど、やりたいからやる、楽しいからやるという気持ちを大切にしていきたいと思いました。




今日のつどいは、1,050人もの人が集まりました。


年配の方が多かったですが、若い方もたくさん来られてました。


自分の周りの若い方も無理やりではなく、巻き込めたらいいなと思いました。




2008年6月20日金曜日

6月の定例会議をしました

今日の会議は、参加者7名+ピースジャム実行委員から1名の参加がありました。お菓子食べつつにぎやかで楽しい会議でした♪

一つ目の議題は「ピースカーニバル」。
昨年は200人を目標として、出店や展示、ステージ発表に映画「日本の青空」上映と盛りだくさんの企画をしましたが・・・

今年は、平和塾や憲法ミュージカルなど企画目白押しのため、規模を縮小。
「~納涼壮行会~」というステキなサブタイトルをつけて行うことにしました。
広島でおこなわれる原水禁参加者の壮行会と平和活動の交流ができたらと思っています。
日時は7月24日(木)19:00~。また詳細はメーリングリストにて。
企画前の18:00~は三条京阪で「折り鶴宣伝」をおこないます。
(民青でやっていると聞いてアイディアいただきました☆)

もう一つの議題は、「ピースグッズ」の作成。
毎年好評の「9条Tシャツ」を今年も色を変えて作ろうと計画中。
写真並べてみましたが、いろんな平和企画で活躍してますね~
(上:左京ピーチャリ、右下:京都ピーチャリツアー、左下:ピースカーニバル)
さらに追加される4色に注目!!です。

ちなみにこのデザインは「9をまく」という本からいただいたもの。
背中の「9」はいろんな言語で「憲法9条」を並べて書いてあるものです。

また、はやりの「エコバッグ」も検討中。
アピールしつつ、かわいらしく、使いやすく、・・・と注文をつけるとキリがないので、夏までの完成を目指して作ろうと思います。

他にも、肥田講演会の感想交流や、映画「靖国」鑑賞ツアーなど、話は多岐にわたりましたが、それはまたおいおいご紹介・・・

もちろん終了後は美味しいお好み焼きを食べに行きました。(勢いよく食べてしまったので写真を撮り損ねました・・・。)

2008年6月8日日曜日

伊藤真氏の講演に行って来ました

今日は、「第53回京都母親大会」に参加してきました。

午前は分科会で
「9条をめぐる世界の情勢」-講師:福山弁護士-
に惨禍しました。

イラク戦争のDVDを30分みて、その後福山弁護士のお話を聞きました。
第2次世界大戦後、アメリカはずっと戦争をし続けていた。
ベトナム、イラン、イラク、アフガニスタン。。。。
中には直接的ではないけれど、裏で操っていたものもある。

日本は、「憲法9条」がある。
その9条のお陰で第2次世界大戦後、一度も直接的には戦争をせず、人殺しをしていない。
アフガニスタンの給油やイラクの派兵は間接的には人殺しに荷担しているけれども。
この講演の中で「北朝鮮が攻めてきたらどうするんだ?」という質問がありました。
北朝鮮が攻めてきたとして、陸上戦はあり得ない。
ミサイルが飛んでくる戦争となると思います。
ミサイルが飛んできた場合、専門家が言うにはそれを防ぐ術はないらしい。
そうすると、ミサイルが飛んできた時点で日本は、被害を被るだろうし、自衛隊なんてなんの役にも立たない。ミサイルが日本に発射されたら、アメリカがこれ幸いと北朝鮮を壊滅させるでしょう。
それは、アメリカに守られているわけではないと思う。
アメリカは日本が何か被害を被った時に、それを口実に侵攻するのであって、日本を守ってくれるわけではない。
じゃあ、日本の自衛隊が守ってくれる?
北朝鮮との戦争が万が一、勃発した場合、陸上戦ではなくミサイルで片をつけようとするだろう。ということは、自衛隊だって何の役にもたたない。
しかも、先の戦争を前例に出すと、軍は国民を守るためにいるわけではない。
そういう事を考えると、日本は9条を守りつつ、平和的外交手段で如何に戦争を起こさないようにするかということを考えなければならないでしょう。
9条によって日本が丸腰で不安なのではなく、9条によって日本は守られているということを改めて認識しなければいけないと思います。

・・・・話が長くなりましたが、メインは「伊藤真氏」です。


伊藤真氏の講演は今回、初めてでした。
聞きたい聞きたいと思いつつ、なかなか聞けなかったのですが、今回ようやく念願かない聞けました。
想像よりも大きな人でびっくりしました(笑)
とても話し上手な人でした。
もっともっと話を聞きたいし、質問をしたいと思いました。

今回は、「憲法とは何か、人権とは、戦争とは何か」を話されました。
憲法で規定されているのは、「奪ってはいけないモノ、してはいけないモノ」が定められている。
伊藤氏は小学校や中学校にも講演に行かれているのでかみ砕いて話をしてくださり、とてもわかりやすく、「憲法」というと身近なモノではなかったけれど、とても身近に感じられました。

とても印象的だった言葉は(沢山あるけれど)、

「憲法を理解する上でイマジネーションは不可欠」

イマジネーションはどんなときでも必要なものだけど、想像することがとてもしんどいときもあるし、したくないときもある。
でもいつでも自分のことだけでなく、周りを見渡した時に自分以外の人がどう思うのか、自分より弱い立場の人がどんな風に感じているのかということを想像できる人間でありたいと思います。

ピースアクションでの勉強会でも伊藤氏、来てほしいですね!