2008年5月30日金曜日

大阪原爆症認定訴訟 全面勝訴!

今日は原爆症認定訴訟の判決を傍聴するためにピースアクション2人+友人で大阪まで行って来ました。

戦後63年目を迎える今、ヒロシマやナガサキで原爆の被害を受けた方々が、原爆症の認定を求めて国を訴え闘っています。

先日4月8日に新基準で原爆症認定を受けたこの訴訟の原告の佐伯さんが、わずか8日後の16日に亡くなられました。
京都原爆訴訟支援ネットのホームページを参照)
たった8日間の認定。
その新聞記事を読み、人生をかけた闘いであったことを思い知らされ、遅まきながらその裁判を観にいきたいと思い大阪まで行って来ました。

80人ほど入る法廷だと聞いていましたが、傍聴者はいっぱいに。
私たちは初めて見に来たということもあり、中に入れていただくことができました。
入れなかった方も旗出し(「全面勝訴!」「不当判決!」など掲げて走ってくる、よくTVで観るやつ)を待って外で見守ります。

結果は・・・全面勝訴!
原告9名全員の原爆症を認定する判決が出ました。
(詳しい判決要旨は、上記ホームページに掲載されていますのでご覧下さい。)
読み上げるのは数分で終わり、あっという間の傍聴でした。
本当は判決の意味がよくわからず、弁護団の「よっしゃ!」という声で勝ったのだなと分かったくらいです・・・(^^;)。

終了後は報告集会にて、原告の方より一言ずつ言葉がありました。
今日は体調を崩して来られなかった方もおられました。

判決を受けて国の対応が待たれますが、上告しませんようにと・・・。
支援団体では週明けに、国会前の座り込み行動を計画しているそうです。
すべての原告の原爆症が認められ、一日も早く安心して養生できる環境となるように願います。

2008年5月25日日曜日

デニス・カイン講演会


先日お知らせしていた、デニス・カイン講演会に行って来ました。
たくさんの資料を持参され、写真やスライドを使って熱く、でもさわやかに話していただきました。
「湾岸戦争での劣化ウラン弾によるヒバクシャ」と聞いていましたが、お会いした感じでは「まだ若い・・・」というのが第一印象です。
印象に残ったことを紹介します。

一つは「軍隊は民主主義を育てない」ということ。
デニス・カイン氏自身の軍の教育教官をした経験から、語ってくれました。
命令に対して「Yes.」がいつでも応えられるように訓練している様子は実演つきで。
デニス氏のさわやかな穏やかな口調がガラッと変わり、急に超スピードで攻撃されているかのような怒鳴り声で話し始めます。最後には「Is that clear?」と聞かれ、よくわからなくても威圧的に「Yes」を求められる雰囲気に。
聞いているだけでドキドキしました。
考える余地を与えず、条件反射で反応する力が養われているとの事です。
民主主義は社会の基本だと思っていましたが、戦争となるとそうして奪われていくのだとよくわかりました。

ちなみに、現在アメリカでは、「学生軍事教練隊」と称し14歳~17歳の志願した学生に軍事訓練を行っているそうです。政府の予算で。
若者たちはよくわからない頃から戦争を教わることになります。
また、軍に入ることを契約して大学に進学すると、学費を出してもらえるという宣伝をしており、貧困層にとっては、大学進学の唯一の道になることも。
そうやって軍の教育を受ける層を増やし、戦争に向かわせていくのだそうです。


もう一つは、「内部被爆についてはヒロシマもナガサキもイラクもアフガニスタンも僕たち帰還兵も共通している」ということです。
デニス・カイン氏は、湾岸戦争時に劣化ウラン弾が使われた地域で活動していたことにより被爆しました。2人の兄弟も同じ湾岸戦争で被爆しましたが、そのうち一人は、全く劣化ウラン弾が使われていない地域で活動していたそうです。それでも、イラクから運ばれてくるトラックの砂やちり、ほこりで被爆したと考えられます。帰還後はイラクに行った事のないわが子も被爆の症状が出てきたそうです。
しかし米軍はもちろん被爆を認めていません。デニス氏も、2人の兄弟も。子どもも。

「内部被爆」はまだ、医学的にきちんと解明されているわけではありません。
しかし、たくさんの症例の積み重ねがあり、影響があることは間違いないのです。

その意味で、日本で行われている「原爆症認定訴訟」は、世界の被爆者が注目する一つの闘いなのだそうです。
「内部被爆」をどこまで認めるのか。

「同じヒバクシャとして、日本のヒバクシャとともに頑張りたい」
そう締めくくったデニス氏のことばに心が揺れました。

ちょうど30日には原爆症認定訴訟の判決が大阪高裁で出る日です。
今日の話を聞いて、注目しないわけにはいきません。

2008年5月21日水曜日

一日体験ミュージカルのお知らせ

何度かお知らせしています『2009市民ミュージカル京都』の出演者募集ビラが完成しました。

出演者のオーディションは「一日体験ミュージカル」という形で行われます。
経験がない方でも、体を動かしてみる、歌ってみる、セリフを言ってみる・・・少しずつミュージカルを体験してもらう中で、楽しさを見出してもらおうと思っています。
同時に、それぞれの個性を見せていただくことで、オーディションとするそうです。
「一日体験ミュージカル」の日程と応募要項は以下の通りです。
   
     日時:6月28日(土)、29日(日)、7月6日(日)のいずれか一日
  応募条件:年齢15歳以上(中学生は不可)
         今後の練習や本番に参加できる方
    参加費:2,000円
 
 【申し込み・お問い合わせは・・・】
  2009市民ミュージカル京都実行委員会
  〒 604-0915 京都市中京区寺町通二条上る
              ARTビル4階 京都労演内 
  TEL:075-231-3730  FAX075-211-7855
 
 なお、今後の予定としては、
 【ワークショップ・基礎練習 参加費15,000円】
 ・7月7日~9月8日毎週月曜日のダンス・歌練習
 ・7月12日~9月6日毎週土曜日の演劇基礎練習
  (7月19日、8月2、16日は休みです)
 【ミュージカル稽古】
 週1回の練習(特別練習・合宿が入ることも)
 【ミュージカル本番!】
 2009年3月14日(土)、15日(日)
 京都文化芸術会館にて
 
盛りだくさんのように見えますが、やっていくうちに楽しくなっていくのかな~と思います。
参加のご応募お待ちしています!
 

2008年5月20日火曜日

5月の定例会議をしました

5月16日の会議は、参加者8名。初めての子連れ参加がありました。
もちろんピースアクションで出会って結婚されたあのお二人です。
子どもっていいですね。
ほほえましい姿は平和の象徴のように思えました。

さて、会議では、憲法記念日があったので、新聞の社説を読み合わせたり、それぞれの取り組みを交流しました。
「ぴーちゃり」の取り組みはピーチさんのブログに実況中継がありますよ~

ピースカーニバルは7月24日夜に行うことが決定!!
今年は企画が盛りだくさんなので少し小規模で、「納涼原水禁壮行会」として開催しようかなと考えています。
好評の9条Tシャツも色を増やして作ろう!ということになりました。
エコバックや缶バッヂもできれば作りたい!
こんな取り組みは始めてなのでちょっとわくわくしています。
楽しみですね~。

以前よりお知らせしている「2009市民ミュージカル京都」では、オーディションの日程が決まり、告知をはじめています。
出演者を大・大募集中!!
またあらためて記事にしますね。

映画「靖国」は近所の京都シネマで6月7日から上映予定ということがわかりました。
みんなで観にいく予定です。
もちろん観てからあーだこーだと交流しますよ~。
日程や集合時間が決まり次第、またメーリングリストにてお知らせします。
次回の会議は6月20日です。

2008年5月19日月曜日

デニス・カイン講演会のお知らせ

講演会のお知らせです。
「真実を聞いてくれ
俺は劣化ウランを見てしまった」
 
元米軍第18空挺部隊員 デニス・カイン氏は、劣化ウラン弾が使用された湾岸戦争に行き、「砂漠の嵐」作戦では最前線に立っていました。現在は退役し、核廃絶の運動に関わっておられます。劣化ウラン弾の被害を体験から語っていただける貴重な講演会です。
 
 日時:5月25日(日)14:00~16:30
 場所:メルパルク京都 5階会議室B
 主催:デニス・カイン講演会京都開催実行委員会
 後援:反核医師の会
 
ちなみにピースアクションからも実行委員として参加しています。
ぜひご参加くださいね~

2008年5月8日木曜日

行って来ました「9条世界会議」

9条世界会議 in関西に行って来ました。
5000人が目標と聞いていたのですが、オープニングの時点で6000枚のパンフレットがなくなったそうで、結局8000人参加の大盛況でした。

感動したのは150人のうたごえ~♪でしょうか。
大阪の憲法ミュージカルを観にいった時にも感じたのですが、一人ひとりの歌声が集まると、こんなにすごい合唱になるのだなあと。大きな会場に響くうたごえは本当に感動的でした。

会場ではあちこちにブースが設けられ、憲法9条にまつわるグッズ販売や本、資料集、パネル展示など、様々に工夫を凝らしたものがたくさんありました。

右の写真は入り口に停まっていた「ぴーすちゃりんこ」です。             よーく見ると「MIN-IREN」ですね。
う~ん、目立つなあ。今度ピーチャリするときには真似しようかな。             

←これはいろんなメッセージをパッチワークでつなげたタペストリーです。
カラフルさに惹かれますが、ひとつひとつのメッセージも率直でステキでした。

ステージでは、他にも世界からのメッセージや学童の子によるけん玉&一輪車の披露や、香山リカの対談やソウルフラワーユニオンのライブなど、盛りだくさんでした。

参加者の熱気を感じて、同じように9条を守りたいという人がこんなにもいることに勇気付けられ、帰ってきました。

いろんな活動を知って、またやりたいことが、むくむくと湧いてきすね。

(とりあえず、帰ってから「ソウルフラワーユニオン」の新しいDVD(辺野古でのライブ)をアマゾンで買いました。う~早く届かないかな!)

2008年5月6日火曜日

9条世界会議

5月4日~6日に東京の幕張メッセで9条世界会議が開催されます。

9条世界会議@2008.5 幕張メッセ

大阪では6日に舞洲で開催されます。
ぜひ、参加してください。


今、日本では憲法を変えようと画策している人たちがいます。
その人たちの一番のターゲットが日本国憲法第9条です。
「戦争放棄」を謳った大切な憲法。
二度と戦争が起こさないように、起こらないようにとの願いがこめられた大切な憲法です。
世界はその憲法をとても羨ましがっています。
日本はもっと胸をはって声高らかに9条をアピールしなければいけません。
改憲派の言葉に惑わされずに、憲法9条を持ち続けましょう。

日本の、世界の、地球の全ての生きとし生けるもののために。

2008年5月3日土曜日

憲法記念日

今日は、5月3日、憲法記念日です。

日本国憲法が施行された日です。

全国各地で憲法に因んだ取り組みが行われたかと思います。

そして、ここ京都でも円山公園でありました。
延べ、1700人もの人が集まりました。
安斎育郎先生や湯浅誠さんの講演がありました。

ピースアクションからは2名、来年に行われる市民ミュージカルの
出演者公募のビラを配りました。
なんと!着物を着て!(笑)
実は、私は着物は成人式だか、学校の卒業式だかに着て以来、
着ていないのでほぼ、初着物。
着付けも出来ません。
が、もう1人は立派に着物を1人で着られたので着せてもらいました。



ここで告知です!

市民ミュージカル 『時間旅行はいかが!?』の
オーディションを兼ねた1日体験ミュージカルが開催されます。
日程は2008年6月28日(土)・29日(日)・7月6日(日)になります。
我こそは!という方、面白そうって思ったあなた、ぜひぜひ参加してみてください。
詳しくは、TEL:075-231-3730(京都労演内)
2009市民ミュージカル京都実行委員会までお問い合わせください。
絶対、楽しいと思いますよ。
市民ミュージカル自体は、来年2009年3月14日(土)・15日(日)に
京都府立文化芸術会館で上演されます。